【就活・転職】ADHDでも転職面接通過率70%超の私が考える、面接で失敗しないコツ4つ

  • この記事は「就職活動や転職活動における面接の通過率を高めたい人」向けに書いています。
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  • この記事は2019年12月28日に更新されました

序段

私はADHDで、普段のコミュニケーションはどちらかというと苦手です。しかし就職・転職の面接は別で、新卒の時も転職の時もいわゆる就活の面接では70%以上の通過率があります。新卒の時はリーマンショックど真ん中で内定切りとかいう言葉が流行している最中に商社や銀行、インフラなどの人気企業から5つほど内定を頂きましたし、転職活動時も「行きたかったのに面接で落とされた」という会社は多くはありませんでした。
それでも、10回に2~3回は落ちるわけなのでもちろんまだまだ改善の余地があるかとは思いますが、自分なりに工夫している点がいくつかあるので、就活生や転職活動中の方の参考になるかと思い記載します。
※かなり主観的な記事であり、精神論を多く含むことご了承ください。
※正直あまりADHD関係ないかもです。

常に笑顔でいること

単純ですが、これが一番大事です。私は面接の間、どんなことがあっても笑顔を崩しません。厳しい質問をされても「そうですね…勉強不足でした」と笑顔のまま言います。
「面接に笑顔なんて関係ない。笑顔な自分が優秀なしかめっ面君と勝負したら負けるに違いない」思う方もいると思います。でも本当にそうでしょうか?
答えはNOです。なぜなら、面接官ははあなたのことを「優秀かどうか」という尺度では見ておらず、面接官は「明らかに優秀ではない人間かどうか」「一緒に働きたいかどうか」という2つの尺度で見ているからです
例えばあるポジションを募集したところ、10名の応募があったとします。会社側は10名の応募者の中で1番優秀な候補者を選びたいと考えるかもしれませんが、現実的には30分や1時間の面接では、何回やったところで誰が1番優秀な人間なのか見抜くことは難しいでしょう。
第一、面接官は(最終面接などの最重要ステップでなければ)たいてい現場の中堅社員です。自分が中堅社員だったとして、人事部に「ちょっと○○さん面接お願いします」と言われたらどんな気持ちになるでしょうか。
「よーし、優秀な社員を採用するぞー!」と意気込む人は少数でしょう。おそらく大多数の面接官は「ヤバイ奴を間違って通過させないように気を付けないと」「ウザいやつが来たら嫌だな」という思考になっているはずです。前者に関しては、自分が通過させた候補者が次の面接でやらかした場合「なんであんな奴を通過させたんだ」と自分の評価が下がる可能性があるため、公社に関しては単純にウザいやつとは優秀かどうかにかかわらず一緒に働きたくないためです。
前者に関しては、面接官は「明らかに優秀ではない候補者、ズレた候補者」を除外します。言い換えれば、あなたが面接を通過するためには「候補者の中で1番優秀である」必要はありません。ただ、「候補者の中で下位20-30%に入っていなければよい」のです
ではあなたが少なくとも下位20-30%には入っていなかったとしたら、何が合否を分けるのでしょうか。それが「笑顔」、もっと広く言うと対人スキルやストレス耐性などのソフトスキルになります。(平たく言うと「一緒に働きたいかどうか」というやつです)
笑顔は対人スキルとストレス耐性という、社会で最も大切なソフトスキルに対する強いシグナルになります。「優秀かどうか(=ハードスキル)」なんて就職面接の合否を決める要素としては半分もありません。ソフトスキルは面接において合否を決める決定的な要因に容易になりえます。
しかしソフトスキルはなかなか活字で表現するのが難しいものです。むしろ面接中のあなたの表情やしぐさこそが、意識的にせよ無意識的にせよ面接官の意思決定に大きく影響を及ぼします。
でも、世にある就活講座は座り方だのカバンの持ち方だの、細かくていちいち気にしていられないようなものが多いです。そんなことより、自分がずーっと面接官に見せている顔、これであなたのソフトスキルをアピールしましょう。とびっきりの笑顔は、どんなに強調してもし足りないくらい重要です

素直になること

「たくさんの候補者と競争して勝ち抜くため、目立たなければ」という思いから、無駄にカッコを付けてしまう人もいます。が、それは多くの場合逆効果です。

華美な言葉で飾らない

面接官は、これまで一度も会ったことの無い人間(=候補者)の話を聞かなければなりません。ただでさえ知らない人の話を聞くのに、途中で意味がよくわからない単語が出てきたら、もう聞く気になれません。
面接中に使う言葉、とくにあなた自身のことについて話すときはなるべく平易でわかりやすい言葉を使いましょう。
(悪い例)私の強みはアクションオリエンテッドな性格です」
(良い例)「私の強みは好奇心と行動力です」

分からないことや自信のないことは素直に認める

面接中、わからないことや答えに窮する質問を聞かれることもあります。そういう時は落ち着いて、わからないと認めてしまいましょう。
面接はクイズ大会ではありません。質問に対して正解が答えられるかどうかではなく、どのようにアプローチするかを面接官は見ています
仕事をしていても、わからないことはたくさん出てきます。どんなベテランも、わからないことにぶつかったら、調べたり他人に聞いたりして前に進みます。ただし調べ方を工夫したり、教えてくれた人に感謝したり、次は調べなくてもできるように復習したり…そういった対応の良しあしはひとそれぞれです。単に「わかった」「わからなかった」という表面的な結果ではなく、それに対してどのように対応できるかという点が重要です。面接も同じです。
(悪い例)
面接官:「○○というニュースを知っていますか?」
候補者:「し、知っています!(ほんとはしらない)」
(良い例)
面接官:「○○というニュースを知っていますか?」
候補者:「そのニュースについては勉強不足で存じ上げません。○○の分野については今までしっかりと追えていなかったので、専門紙やネットメディアの記事に目を通してみたいと思います。」

「会社vs自分」ではなく「相手個人vs自分」の勝負に持ち込むこと

面接官はあなたが出願した会社の代表として、面接に現れます。あなたが思うよりも、面接官は緊張しています。なにせ会社として正しい意思決定「貴方がふさわしい候補者かどうか判断」しなければならないのですから。
貴方が「『会社の代表』として面接官をしてくれ」と言われたら、背筋が伸びますよね。自分のいいところをたくさん見てもらうためにも、面接官に「会社の代表」ではなく「イチ人間」に戻ってもらいましょう

面接官を名前で呼ぶ

おそらく面接は面接官の自己紹介からスタートすると思います。この時相手が名前やプロフィールを言ったら、すかさずメモするか覚えましょう。私はたいてい方眼紙+バインダーを持ち込んでいるので、右上端に面接官の名前などの個人的な情報をメモします。
そして逆質問や面接中の会話において、面接官に対して「○○さん」と名前で呼ぶようにしています。そうすることで相手は会社の代表という「立場」としてではなく、イチ社会人の先輩としての対話を促すのです。
(悪い例)「御社はどういったスキルを重視していますか?」
(良い例)「三木谷さんはどういったスキルを重視していますか?」

相手の個人情報を事前にインプットしておく

新卒の就活ではあまりありませんが、転職の場合はエージェントから面接官の情報を事前にゲットできる場合があります。例えば「人事部の担当者と課長クラスが出てきます」「執行役員2-3名が面接官です」などです。最高の場合は「○○営業部のxx部長です」と完全に特定できているパターンもあります。
その情報を元に、面接前に相手についての情報をできるだけ調べておきましょう。特に相手が役員など上役の場合、個人的な情報がネットに出回っていることも多いです。
例えば楽天の役員はこちらで全員の顔、氏名、経歴を確認することができます。https://corp.rakuten.co.jp/about/management.htmlそこまで有名ではない人が面接官でも、名前や役職名がわかればLinkedinやFacebookで何か検索できるかもしれません。
「自分は相手のことを知っているが、向こうはコチラのことを知らない」という状況になるだけでもかなり精神的に楽に立ち回ることができます。
(悪い例)
面接官:「私は仕事で多種多様な企業や団体の理事を務めています」
候補者:「そうなんですか、すごいですね」
(良い例)
面接官:「私は仕事で多種多様な企業や団体の理事を務めています」
候補者:「そうなんですか、すごいですね。そういえば、三木谷さんは東京フィルハーモニーの理事長もされていますよね。私もオーケストラが好きで、昨年千葉であった東京フィルのコンサートに行きました。」

以前の面接で出会った人を引き合いに出す

これは2次面接以降でのみ使える技ですが、前回までの面接で出会った人の名前や得た情報は積極的に活用しましょう。少なくとも面接官の名前だけは絶対に覚えておくことをお勧めします。前回の面接官は、あなたと今回の面接官にとっての「共通の知人」になるからです。その人を話題に巻き込むだけでも、会話を個人的なものに寄せることができます
(悪い例)
候補者:「1次面接の面接官の方も○○というスキルが重要と仰っており…」
面接官:「そうなんだ。ところで、面接官は誰でしたか?」
候補者:「ええっと…」
(良い例)
候補者:「1次面接の面接官を務めて頂いた堀江さんも○○というスキルが重要と仰っており…」
面接官:「そうなんだ。確かに堀江は○○が得意で、それを活かしてxxという仕事をしているよ。」

「自分の言いたいこと」ではなく「相手が言ってほしいこと」を意識すること

相手の求めるものについて事前に調査しておく

私は「相手が言ってほしいこと」が何かを面接前に必ず調べて、独自のフォーマットにまとめています。
面接では自分に一番自信があるアピールポイントを話したくなってしまいますが、まず冷静にあなたのアピールポイントと応募先が求めているポイントがマッチしているか考えてみてください
例えばあなたがサッカー選手で、非常に有能な世界最高峰のセンターフォワードだったとします。貴方が最も自信があるのはロングボールからのヘディングシュートです。
では仮にあなたがバルセロナに入団を希望し、面接を受けた時、あなたは「ロングボールからのヘディングシュート」についてアピールすべきでしょうか。おそらく答えはNOです。なぜなら、確かにあなたのヘディングシュートスキルは一級品かもしれませんが、バルセロナはパスを細かくつなぐサッカーを志向しており、またセンターフォワードの位置にはメッシやスアレスが既に鎮座しているためバルセロナにとってはあまり価値が高くないからです。おそらく、あなたは自身のあるヘディングの話題を封印し、ロングボールをサイドで納めるスキルや、ヘディングを活かしてメッシやスアレスをアシストするスキルをアピールしたほうが良いでしょう。仮にそれらのスキルはあなたの一番自信のあるスキルじゃなかったとしてもです。つまり、あなたが提供できる価値は、相手にとっては絶対的ではありません。あなたがどんなに対人スキルが高くても単純にコードを書くような仕事では必要とされないかもしれないし、どんなにコードを書くのが上手でも接客ではコーディングスキルは必要とされません。これはやや極端な例ですが、相手が何を求めているかをまず考え、それを起点に何をアピールするか考えるという順番は非常に重要です

相手に喋らせる

私は面接中なるべく相手に喋らせるよう気を配っています。就職面接は取り調べではありません。双方向コミュニケーションです。
基本的には面接官側が確認したいことのアジェンダを持っているので全体の流れをリードしていますが、それでもうまく会話を運べば相手に気持ちよく話させることも可能です。相手が喋れば喋るほど、こちらに「何を言ってほしいのか」が垣間見えてきます
(悪い例)
面接官:「前職ではどのようなスキルを重点的に伸ばしてきましたか?」
候補者:「前職では未経験でIT業界に挑戦したこともあり、まずはプログラミングのスキルを重点的に伸ばしてきました。」
面接官:「そうなんですね。それでは次の質問です…」
(良い例)
面接官:「前職ではどのようなスキルを重点的に伸ばしてきましたか?」
候補者:「前職では未経験でIT業界に挑戦したこともあり、まずはプログラミングのスキルを重点的に伸ばしてきました。三木谷さんも似たよう全く違う業界からIT業界に入られた経験をお持ちと仰っていたので似た境遇だったかもしれません。」
面接官:「そうですね。私も未経験でITに飛び込んだので非常に苦労しましたが、その時のプログラミングのスキルは今でも○○で活きていますよ。」

まとめ

長々と書いてしまいましたが、以上が私が就職面接時に実践している方法です。少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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