【内容解説編】発達障害者(ADHD)である私の知能検査の結果はこちらです

  • この記事は「ウェククスラー知能検査がどのように行われるのか」「診断結果からどのように発達障害が診断されたのか」について興味がある人向けに書いています。
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  • この記事は2020年1月5日に更新されました

序段

私は2014年にウェクスラー知能検査を受けました。自分が発達障害かもしれないと思い受診した精神科で検査を勧められたからです。結果は前回投稿した記事(下記リンク)に記載したので、今回は検査のプロセスや検査を基に医師から得たアドバイスを記載します。

ウェクスラー検査には長い時間と高い検査費用が必要だが、その分信頼性の高いデータを得ることができる

私はウェクスラー検査を精神科クリニックで行いました。当日は受付してから病院を出るまで3時間ほどかかりました。また、検査費用として1万円以上はかかりました

これだけの時間とお金をかけただけあり、得られたデータは非常に有用です。特に私が有用だと感じたポイントは主に2点です。

①自分の知能の性質を理解するのに役立つ

検査結果は総合得点と、その内訳が開示されます。内訳は「言語理解」「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」の4つのカテゴリから成っており、それぞれのカテゴリの得点高低を見ることで、自分の得意分野と不得意分野を把握することが可能です。

私の場合は言語理解と作動記憶は得意、知覚統合と処理速度は不得意とはっきり差が見てとれ、それは後述する「私の脳みそのクセ」を炙り出すのに役立ちました。

②医師に対して症状を説明する際に良い補助資料になる

ウェクスラー検査は精神科医にとっては非常にポピュラーなテストです。このテスト結果を持っていくだけで、医者とのコミュニケーションが非常にスムーズになります

私はこれまで3回ほどかかりつけの精神医を変えましたが、そのたびにウェクスラー検査の結果を持って初診に行くことで、自分の悩みを素早く正確に伝えることができました。

私は実際に、大変有用なアドバイスを精神科医から得ることができた

検査終了から2-3週間後経って検査結果を受領しに医師の元を訪れた際、ただ検査結果の紙を受領するだけでなく、検査結果をどのように理解すべきかという点について精神科医から以下のようなアドバイスをもらうことができました

そもそもIQで重要なのはバランス

  • 総合点の高低はもちろん大事だが、それ以上に内訳が大事。例えば 「言語性 130、動作性100、全検査120」 の人と「 「言語性 100、動作性130、全検査120」 の人では、同じ総合IQでも実際の能力は全く違う
  • 社会で実生活をうまく営んでいくにはIQの総合点が高いことよりも各分野のバランスがとれていることが重要
  • 例えば「言語性 130、動作性100、全検査120」というひとよりも「言語性 100、動作性 100、全検査 100」という人のほうがはるかに要領よく物事をこなすことができる

IQを伸ばすための訓練には限界がある

  • 脳みその得意不得意というのは『脚のはやさ』みたいなもの
  • 練習を重ねれば多少はやく走れるようになるが、多くの人はどんなに練習をしても100メートルを10秒で走ることはできない。つまり、鍛錬よりも生まれ持った素質がモノを言う
  • なので、苦手な分野をトレーニングで克服するよりも、苦手な分野があっても生きていける環境を作るほうが建設的

私の知能には癖がある

  • 特徴としては良くできた分野とイマイチだった分野の差が大きい
  • この得意不得意の差の大きさが、脳の中で大きなひずみになっている。脳は得意分野を基準に不得意分野の結果を見てしまうため、「なんで(得意分野と同じように)うまくできないのだ」と感じやすく、自己肯定感が低い人間になりやすい
  • 不得意分野の中でも、特に「目から入った情報を処理」が非常に苦手。見間違えや計算ミスといった仕事上での凡ミスのリスクが他人よりも大きいことを自覚し、注意が必要な状況では声出し確認をして情報確認の際に耳にも情報を入れるほうがよい

まとめ

繰り返しになりますが、ウェクスラー検査は私にとって非常に有用でした。特に自分の脳の不得意分野を知ることは、適切な対策を講じるうえで大変役立ち、結果的に仕事のパフォーマンス向上に大きく寄与したと思います

費用も時間も馬鹿にならない試験ですが、自分の脳の得意不得意を知り、一般的な仕事や生活上のパフォーマンス向上に役立てることができることは、ADHD判定に限らない効果があると私は考えます。

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